関係性が変化する時


心理療法の恩師である矢野先生がこんな記事を書いています。 

「ネガティブとポジティブを等しくする」http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-11004662313.html 


先生の講座を受けた時から、 

これってあるな~と思っていたのですが、 

今回の父の入院で、ハッキリしました。 



周りの者が何でも完璧にこなさないと不機嫌になり、 

何でも思い通りに事が運ばないと、そうなるようにしつこく言い続ける。 

最後には脅迫的な物言いにもなる。 


周りの者は、それに怖さを覚え、翻弄され、 

自分らしさを失ってしまう。 

自分のペースで物を考えることができなくなる。 


父と私たちの関係性には、 

今までずう~っと、こんなことが起きていたんでしょうね。 


ところが、今回の入院で、 

父は自分の体さえも思い通りにならないという事態に直面し、 

さぞかし当惑したのでしょう。 


いつになく弱気な発言ばかり。 

弱い自分が出てきた、出せたんですね。 


そうすると、周りの者が頑張り出す、強くなる。 

自分で今やるべきことを考え出す。 


今までは、ずっとポジティブに頑張ってきて、 

私たちにも「がんばれ!がんばれ!」と 

言い続けてきた父が、 

今では私たちに「がんばれ!がんばれ!」と言われています(^▽^;) 




ところが、そんな中で、以前の父が顔を出した瞬間がありました。 


命令口調で、自分の思い通りにしようとしている(>_<) 

そして、その通りにしないと許さないぞ!という 

言葉の裏にある圧力と、それに対する恐怖心を感じている私。 


数週間続いた新しい関係性の中で、 

ふと、古い関係性を思い出させた瞬間でした。 


とても嫌な気分になりました。 

空気が一気に変わる、胸が重苦しくなるY(>_<、)Y 


そして、それをきっかけに、私も妹も、今までの父との関係性について、 

やっと客観的に見ることができるようになったのです。 


ずっと同じだった関係性が、 

ほんの数週間でも新しい心地いい関係を味わい、 

そしてまた、以前の関係性に戻るような気がした時、 

やっと、戻っちゃいけない!と気が付けたのでしょうか。 


自分らしさは持っていいんだ、 

自分らしく生きていいんだと、 

初めて心の底から、そう思えたようにも思います。 


今までも、そう思っている気になっていたけれど、 

本当に100%そう思えていたのか? 


今、本当に思えるようになって、 

もしかしたら、以前は頭だけで思っていたのか