ネガティブはダメで、ポジティブしかダメなの?


先日、ある方と話していて気付いたこと。 


彼女は、 

「ネガティブはダメ、だからポジティブに感じなくちゃ、考えなくちゃ」 

ずっとそう思って努力してきたと。 



それって疲れませんか?と思いました。 


ネガティブに感じることは、あって当たり前のもので、 

だから、もちろん、それがダメじゃない。 


まず、ここを否定はしないでね。 


そして、ネガティブな考え方は、 

たしかにあまりよろしくないかもしれないけれど、 

だからといって、ポジティブに考えなくちゃいけないというものではないと 

私は思うのです。 



たとえば、不機嫌になりやすい人と一緒にいたとします。 


「あ~、私がここにいるから、私がこんな人間だから、 

 この人の機嫌が悪くなるのね」  

と自分を悪者にして、ネガティブに考えてきた人が、 


「この人の機嫌が悪くても平気平気、 

 ぜんぜん気にしない!! 

 勝手に機嫌悪くしていて~るんるんるんるん」 
 

と、超ポジティブに考えようとしても、無理がありませんか? 


元々、無価値観とか自己否定が強い人だから、 

上のような考え方が出てくるのに、 

それを下のように変換しようとしても、 

かなりつらいはずです。 


自分の中に無価値観や自己否定があるにもかかわらず、 

そこを無視したような考え方をしていこうとしても、 

心が拒否しているので、馴染めないし、苦しいと思うのです。 


だから、 

「この人の機嫌が悪いのは気になるけど、それは私のせいとは限らない」 

「この人が機嫌を悪くするのはこの人の自由だけど、それに翻弄されることはないんだわ」 

「この人の機嫌をとるために、私が頑張らなくてもいい」
 

こんなふうに考えられば、少しは楽ではないでしょうか? 

心も、ものすごい違和感や葛藤は感じないかもしれません。 



こんなふうに、ネガティブでもポジティブでもない 

そんなポジションの考え方ってあると思うのです。 


私の場合は、下のような考え方でも 

十分にポジティブだと思いますし(*^▽^*) 


自分はダメ、無価値観、自己否定、 

それが強い方ほど、ネガティブを忌み嫌い、 

超ポジティブ、超楽観的以外はダメ!となりがちのように思います。 


でも、元々ネ